木工科最後の伊那技専まつり
南箕輪村の伊那技術専門校で6日、技専まつりが開かれ、来年度から木曽の上松技術専門校に統合される木工科が、最後の木工品販売を行った。
会場には学生たちの1年間の集大成として、手作りの椅子やタンス、棚などが並んだ。
毎年人気の木工品販売コーナーでは、今年も即売会が行われ、購入希望者がじゃんけんをして目当てのものを購入していた。
技術専門校を運営する長野県では、授業内容や指導の充実、効率化を目的に、来年度から木曽郡上松町の上松技術専門校の木工科に伊那技術専門校の木工科を統合することを決めた。
伊那の指導員1人が転属し、4人の指導員で40人の学生を指導する。
伊那技術専門校の遠藤昌之校長は「毎年この木工品販売を楽しみに来てくれる人も大勢いた。木工科はなくなるが、地域のみなさんの意見を聞きながら、いい学校、いい技専まつりにしていきたい」と話していた。