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野口俊邦氏出馬表明

信州大学農学部名誉教授

野口俊邦氏出馬表明

 任期満了に伴い4月に行われる伊那市長選挙に、元信州大学農学部長で名誉教授の野口俊邦さんが立候補することを11日正式に表明した。
 野口さんは、11日夜、伊那市美篶の信州伊那セミナーハウスで支持者が見守る中記者会見を開き、正式に立候補することを表明した。
 野口さんは、具体的な政策はこれからみなさんと一緒に考えていきたいとしながらも、市民と直接対話するお出かけ市長室の設置や住民投票条例の制定、市長の給与・退職金の30パーセントカットなどを掲げている。
 無所属での立候補予定で、考え方が一致する政党からの推薦があれば受ける考え。
 野口さんは会見で、「伊那市の現状を見れば、必ずしも法にのっとらない、そして責任ある行政でもない。一番問題なのは、市民に冷たい市政が行われていること。これを市民が主人公で、市民にあたたかい市政に展開することが急務だと考えました。みんなの会の皆さんの強いご推薦の中で、私が先頭に立って、この状況を改善するということを決心し、今回立候補させていただくことになりました。」とあいさつした。
 11日は、記者会見に引き続き、出馬表明集会が開かれた。
 野口さんに出馬を要請した、今の市政に批判的な住民有志でつくる「市民本位の市政をすすめるみんなの会」の代表の1人で、産直市場グリーンファームの小林史麿会長は、「市民の要望に基づく市民参加の市政運営に変えるよう、住民パワーで戦っていきたい」とあいさつした。
 立候補を11日正式に表明した野口さんは、67歳。
 佐賀県出身で、九州大学を卒業後、1988年に信州大学の教授に就任。2001年から農学部長を1期務めている。
 県公共事業評価監視委員会委員長、伊那市情報公開審査会と個人情報保護審査会の委員長も務めた。
 立候補に向け、住所は、これまで住んでいた南箕輪村の南原から3月1日に伊那市西町に移している。
 伊那市長選挙は、小坂樫男市長が引退を表明し、これまでに新人で前の副市長の白鳥孝さんが出馬を表明している。
 伊那市長選挙は、4月18日に告示、25日に投開票される。

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