伊那浄水管理センター 太陽光発電始まる
伊那市の伊那浄水管理センターに太陽光発電設備が設置され、汚泥処理にかかる電力の一部をまかなうための太陽光発電が始まった。
20日、太陽光発電設備の竣工式が伊那浄水管理センターで行われ、関係者が完成を祝った。
太陽光発電設備は、伊那浄水管理センター水処理棟の屋上に設置されている。
太陽光パネルは190ワットのものが528枚で、年間発電量は11万6千キロワットアワー。
これは、県内公共施設としては最大級の規模になる。
この発電により、伊那浄水管理センターの年間電気料の約1割に相当する139万円の節減が見込まれている。
石油にすると年間2万8千リットル、二酸化炭素では年間20トンの削減効果があるという。
総事業費は約1億1千万円。
竣工式で小坂樫男市長は、「市民の環境問題への意識が高まっている時代。地球温暖化対策推進エリアとして、見学していただくなど環境教育の場にしたい」とあいさつした。
市民が発電量を見られるようにと、伊那浄水管理センターの北側にはモニターも設置されている。