ますみヶ丘で炭の窯出し
信大生らが参加
伊那市のますみヶ丘平地林内にある炭窯で29日、焼きあがった炭の窯出し作業が行われた。
これは、ますみヶ丘平地林の間伐材の有効利用を図ろうと行われたもので今月1日に炭窯に火が入れられた。
29日は信州大学農学部の学生など6人が参加し、ますみヶ丘平地林内にある炭焼き小屋から焼きあがった炭を出した。
体験会では、伊那市財産区議員で炭づくりのベテランの田畑昌英(しょうえい)さんが指導にあたった。
窯には約300キロ分の薪が入れられたが、出来上がった炭は約30キロ。田畑さんによると、上手くいけば入れた薪の8割は炭になるという。
今回は、焚き口から空気が入った事が上手く出来なかった原因の一つと田畑さんは話していた。
参加した学生達のほとんどが炭づくり初体験ということで炭作りの難しさを学習したようだ。
出来あがった炭を伊那市では地球環境保全協定を結んでいる新宿区との交流事業などで使うという。