伊那節まつり
伊那市中央区の伊那公園内伊那東大社で11日、51回目の伊那節まつりが開かれた。
このまつりは、伊那節を後世に唄い継ごうと、伊那商工会議所などが開いた。
まつりには商工会や市関係者ら約50人が参加した。
伊那公園には1960(昭和35)年に伊那節発祥之地の石碑が建立されていて、毎年桜の時期に合わせてまつりを開いている。
例年は石碑の前で行われるが、今年は雨のため、園内の伊那東大社の中で伊那節保存会会員が、三味線や唄に合わせて踊りを披露していた。
伊那節は、古くは「おんたけやま」と呼ばれ江戸時代に権兵衛峠を行き来するときに唄われた馬子唄。
保存会では「伝統ある伊那節を唄い継ぎ、後世に伝えていきたい」と話している。