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宮澤梅径社中三十周年記念書展

3つの教室生徒の120点の作品並ぶ

宮澤梅径社中三十周年記念書展

 毎日書道展の審査会長などをつとめる書家、宮澤梅径さんの社中30周年を記念する書展が伊那文化会館で始まった。
 会場には、宮澤さんが指導する3つの教室の生徒らの作品120点余りが飾られている。
 木をのみで削って字を浮き出させたり、字を彫ったりする刻字作品が中心。
 宮澤さんは、刻字の崇嶺会や書の硯水会、アルプス書人会を指導している。
崇嶺会と硯水会が30周年を迎えたことから、記念展が開かれた。
 刻字は、主に桂の木をのみとつちを使って彫り、文字を浮き立たせる陽刻と文字自体を彫りこむ陰刻がある。浮き出た文字には金箔をはり仕上げる。
 現代の書の中で刻字の分野は新しく、県内では、宮澤さんのみが指導にあたっている。
 会場には、心をテーマにしたコーナーもあり、作者の思いが作品に表れている。
 作品展は、25日まで、伊那市の伊那文化会館で開かれている。

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