天候不順でカーネーション不調
このところの天候不順によって、母の日に贈るカーネーションにも影響が出ている。
南箕輪村田畑の花卉生産組合清花園では、例年ならば、この時期母の日用のカーネーションの出荷のピークを迎えているが、今年は日照不足と気温の低下で生育が1、2週間遅れ、3月に出荷する彼岸用の花がようやく咲き始めた。
清花園では、例年10万本のカーネーションを関東や関西を中心に全国に出荷していて4月の終わりにピークを迎えるが、今年は同じ時期に半分程度の出荷しか見込めない状況だ。
伊那市のサンスイ生花店では、28日あたりから市場へ出回る量がだいぶ減り、人気の品種は花屋どうしの引き合いも強くなりそうだという。
清花園では今後1週間、ハウスの温度調整などをして、できるだけ多くの花を出荷できるよう努めていくという。