田畑の老人会が史跡巡り
南箕輪村田畑区の老人会は8日、村内の史跡を巡り、地元の文化財について知識を深めた。
老人会のメンバー22人が、北殿区にある新四国霊場を訪れた。
史跡巡りでは南箕輪村文化財専門委員の松澤英太郎さんが、老人会のメンバーに説明をした。
松澤さんは「新四国霊場は、天保11(1840)年に、北殿の住民が四国八十八ヶ所霊場のご利益を、四国まで行けない人達にも分ちたいと考え作ったもの」と説明した。
また、霊場内には88体の仏像が並べられ、仏像の足元には四国八十八ヶ所霊場の土が埋められたと説明していた。
老人会のメンバーは、興味深げに一体ずつ表情などを見ていた。
老人会のメンバーはこのほか、田畑区の半沢や大芝区の富士塚など、村内各地の史跡を巡った。