伊那消防署がロープ展張訓練
水害に備えて
<br><br> 伊那消防署は21日、市内西春近白沢の犬田切川で、ロープ展張訓練を行った。職員らは、安全第一を確認しながら、正確、迅速な動作を心がけながら、有事に備えた。<br> 先日、福岡県内の消防署員が、水難救助訓練中に死亡した事例もあり、署員らはいつにも増して真剣な面持ちで訓練にあたり、技術向上を目指した。<br> 訓練は、水難事故で中州などに取り残された要救助者を救出する想定。署員14人が参加し、幅約30メートルの河川に対し、救命索発射銃を用いて対岸にロープを渡して展張し、渡河訓練や中州救助訓練をした。<br> 渡河訓練では、ロープと自身をつなぐ器具が確実につながれたことを呼称で確認し、安全を確保。するすると手馴れた動作で、素早く対岸へ渡っていった。<br> 伊那署では、今回参加していない署員を対象に、25、26日にも、同所で同訓練をする。