井月愛好者がゆかりの地訪ね歩き
漂泊の俳人、井上井月の愛好者らが20日、伊那市長谷など井月ゆかりの地を訪ね歩いた。
井月の愛好者約30人が井月直筆の俳句が残っている家や、ゆかりの地を訪れた。
ゆかりの地では井上井月顕彰会副会長の竹入弘元さんが俳句やその意味などについて説明した。
伊那市長谷中尾の、地区の蔵に保管されている俳額には中尾地区の俳人と井月が詠んだ句が残されている。
俳額は明治11年1878年のもので、竹入さんは「当時中尾で俳句が盛んに行われ井月もここをしばしば訪れていたのではないか」と話していた。
次に訪れた伊那市長谷浦では
井月直筆の柱掛け板を見学した。
板には両面に一句ずつ井月直筆の筆書きの俳句が残されている。
一行は駒ヶ根市や大鹿村まで足を伸ばし井月の俳句について理解を深めた。