天野惣平展
旧三義小学校芝平分校を会場に個展
伊那市高遠町芝平(しびら)の旧三義小学校芝平分校で美術家、天野惣平さんが個展を開いている。
旧三義小学校芝平分校が天野さんの個展会場。
天野さんは、自宅近くのこの廃校で毎年1回個展を開いている。
入り口から中に入り、階段を上ると正面に作品が現れる。
天野さんは、空間が作品と話す。
中心にあるのは、麻をアクリルポリマーで固め、プレート状にしたものを筒状にしたもので、高さは2メートル67センチ、直径は50センチ。上からは照明が空洞となっている内部にあてられ、下にある麻が発光しているように反射している。
この筒状のオブジェは、もと教室だったこの場所で制作された。
会場を訪れた人が何かを感じて欲しいと天野さんは話している。
天野さんは、会場を訪れた人も作品の一部と話している。
21日は、伊那美術協会会長で工芸美術の木下五郎さん、洋画家の小林修一郎さんの姿もあった。
天野惣平展は、26日までで、明日は午後3時から作者を囲んでのパーティーも計画されている。