美篶笠原の吉祥寺に井月句碑
漂泊の俳人、井上井月の句碑が伊那市美篶笠原の吉祥寺に建立され22日、除幕式が行われた。
井月顕彰会のメンバーや吉祥寺の檀家ら20人が参加してた。
吉祥寺では、お墓参りに来た人たちの憩いの場所を作ろうと、先月、檀家などによって東屋が造られた。
東屋建設を中心になって進めた桜井幸夫さんが井月顕彰会の会員だったこともあり、顕彰会に話をもちかけ東屋の横に句碑を建てることになった。
句碑には「照り返す 紅葉気高き 時雨かな」という句が記されている。
この句は、夕日を照らし返す紅葉を詠ったものであることから、景観が良く、夕日の当たるこの場所に合わせて選ばれた。
井月顕彰会の堀内功会長は「素晴らしい場所に井月の名所ができ、大変うれしい」と話していた。