伊那中央病院黒字見込み 約6400万円
伊那中央病院の平成21年度の決算は、約6400万円の黒字が見込まれることが分かった。
24日開かれた伊那中央行政組合議会全員協議会で報告された。
21日現在で、黒字見込み額は約6400万円。平成20年度と比べ、5億1100万円の収支改善が図られたという。
また、黒字化が見込まれることから、有利な資金運用のため国債を購入するなど経営健全化策に取り組む。
24日開かれた伊那中央行政組合議会に補正予算案が提出され、原案通り可決された。
病院では定期預金などで現金約20億円を所有していて、このうち約4億円を国債購入の投資に充てる。
また、経営健全化のため、医療機器購入などの企業債の繰り上げ償還を行う。償還の補正額は約7億7千万円。
また、伊那中央行政組合の組織市町村に対し、新たに短期貸付ができるようにし、貸付金の限度額を5億円とすることも決まった。