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親子で体験、工作に熱中

国少でにぎやかに自然の祭典

 高遠町の国立信州高遠少年自然の家は10日まで、生活体験や創作活動、自然観察など、施設の活動を家族に開放する「自然の祭典」をしている。県内をはじめ、東京、神奈川、静岡、愛知など都県から募集人数を上回る65組235人が2泊3日の日程で参加している。
 体験を通じて、自然への興味や関心を高め、親子のきずなを深める恒例事業。期間中は、遠足・ハイキング・森林浴、生活体験、野外伝承遊び、野外スポーツ、創作活動など8コース33項目から自由に選んで、体験することができる。
 初日は悪天候のため、野外活動は中止となったが、信州名産のそば、おやき、五平もちづくりに挑戦したり、木工や押し花絵などオリジナルを製作する、ものづくり体験を楽しんだ。
 竹笛づくりは、事前に用意された竹をナイフで削り、きれいな音色が出るように調整しながら製作。「昔を思い出して」子ども以上に夢中に取り組む親の姿もあった。
 娘と夫婦で参加した男性(48)=東京都=は「自然とふれあえる環境が昔と比べて少なくなっているなか、子どもには自然に親しんでもらいたいとの思いがあって参加した。木々を使って、自分でつくることで、物を大切にするということも養えるし、参加してよかった」と話していた。

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