平和と寛容の国際絵本展
平和と寛容について考える国際絵本展が31日、伊那市の子どもの絵本専門店・コマ書店で始まった。
この絵本展は、ミュンヘン国際青少年図書館が企画している。
反戦のテーマとつながる絵本を世界の国々から選んで展示するもので、今回は23カ国から80作品が選ばれ、世界各地を巡回している。
長野県内では、伊那市のコマ書店が会場となっている。
絵本は戦争、暴力、差別、平和と和解、人権などについて描かれている。
このうち日本の絵本「ひろしまのピカ」は、原爆で夫を失い、被ばくした娘をもつ母親の実体験をもとに描かれている。
また今回は、初めて紙芝居「二度と」が選ばれている。これは、長崎の被爆者の話を基に、実際の原爆の写真とイラストで作られている。
この国際絵本展は6月14日まで。
6月5日には、紙芝居の作者、松井エイコさんの記念講演が午前10時からコマ書店で開かれる。