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入笠牧場で牛の放牧

口蹄疫で対策も

入笠牧場で牛の放牧

 伊那市高遠町の標高約1600メートルの入笠牧場で1日から、牛の放牧が始まった。 
 初日の1日は上伊那や下伊那、諏訪地域から約60頭の牛が運ばれ、放牧された。
 放牧された牛は、ホルスタインや和牛など6カ月以上の牛。
 放牧は、毎年この時期に行われていて、農家の労働負担の軽減や牛の足腰を鍛えるために行っている。
 集められた牛は、1頭ずつ健康状態のチェックや、病気にならない為の予防接種が行われた。
 去年多かった鹿などによる食害は今年は少なかったものの、天候不順により草の長さが短いという。
 今年は宮崎県で起きた口蹄疫についての対策もとられた。
 入笠牧場へ出入りできる3カ所のゲートすべてに石灰が敷かれた。
 また牧場を訪れる人に対しての餌やりや、牛や豚に接触する際の注意などが書かれた看板も設置された。
 1日放牧された牛は10月上旬までこの牧場で過ごす。
 放牧の受け入れは2日も行われ、60頭ほどが運び込まれる予定。

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