ブラジル人の児童が鮎の稚魚放流
伊那市の伊那日本語教室に通うブラジル人の児童達が2日、天竜川に鮎の稚魚を放流した。
NPO法人伊那国際交流協会が主催する伊那日本語教室に通う児童約40人が南箕輪村の明神橋付近で放流した。
鮎の稚魚の放流は、天竜川漁業協同組合が毎年行っている。
この日は伊那市と南箕輪村の天竜川9カ所で約400キロ分の鮎が放流された。
そのうち明神橋で用意された鮎は、全長10センチ、体重10グラム前後の約500匹。
子ども達は「鮎さんバイバイ」などと声をかけながら放流していた。
児童達は、事前に鮎の生態や友釣り、川と環境について学んできた。
天竜川漁業協同組合では、「今日をきっかけに、子どもたちには川や魚に親しんでもらいたい」と話していた。