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「救急医療部会」初会合

「救急医療部会」初会合

 上伊那地域医療再生事業の作業部会の一つ、「救急医療部会」の初会合が3日夜、伊那市のいなっせで開かれた。 
 会議は冒頭のみ公開で行われ、上伊那8市町村や公立3病院の担当者、上伊那医師会から17人が集まった。
 救急部会は、▼上伊那の救急医療体制の在り方▼救急医療機器の更新と充実について検討する。
 上伊那の救急医療体制については、公立3病院が機能を分担し、連携による新たな体制づくりをめざす。
 伊那中央病院は、高度な処置が必要な患者などに対応する3次救急医療の拠点として整備を進める。
 手狭となっている「救急医療センター」を拡充するほか、集中治療室などのベッドを5床ほど増やし、救命救急センターとしての機能を持たせる。
 現在、上伊那では昭和伊南総合病院が救命救急センターに指定されているが、部会では、全体の事業計画の中で示された「中病を救命救急センターに指定すること」を前提に検討を進めている。
 昭和伊南総合病院と辰野総合病院は、2次救急から回復期の医療を維持・充実させる。
 初期救急、2次救急、3次救急の対応を体系化し、それを一元的に管理する機能を中病にもたせる。
 地域医療を伊那中央病院に一元化させるためのシステム等については、次回の部会で検討される予定。
 事業費は、およそ4億8300万円を見込んでいる。
救急医療部会の会議は、次回は7月に開かれる予定。

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