伊那市肉付け予算案発表
伊那市は7日、平成22年度一般会計の肉付け予算となる補正予算案を発表した。
一般会計補正予算案の総額は17億5千万円。
伊那市では、4月に市長選挙が行われたため、当初予算は骨格予算だった。このため、肉付けとなる新規事業などを盛り込んだ一般会計補正予算案を発表した。
主なものとしては、介護予防拠点施設を市内5カ所に整備する事業に2億3千万円、本年度から4年計画で行われる東部中学校耐震整備事業の本年度分1億3千万円など。
また、75歳以上を対象に配布する高齢者福祉入浴券については、本年度から地区社協を通じて配布する予定だったが、個人配布に変更し、数も1枚増やして年間4枚にする。
このほか、将来を見据えた農業や山岳観光の企画を行う専門職員の配置や、中学生までの入院費無料化、園児が木を使ったおもちゃに親しむ木育推進事業、緑ヶ丘幼稚園で未満児保育を行うための整備費の補助などが盛り込まれている。
平成22年度一般会計当初予算の総額は280億円で、補正予算案と合わせると297億円となり、前年と比べ4億7千万円、率にして1・6%の増額となっている。
一般会計補正予算案は今月開会する伊那市議会6月定例会に提出される。