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東部中で不審者侵入対応訓練

とりあえず大声を出して逃げる

伊那市の東部中学校(三輪憲昭校長、860人)と伊那署は19日、不審者侵入対応訓練を同校舎で実施した。生徒が参加する同訓練は同校で初めて。参加者らは、不審者が侵入した非常時に向け、対応策を確認し、有事に備えた。<br> 署員が不審者役を演じ、刃物を振りかざしながら侵入すると、職員らは昨年の訓練で作成したマニュアルにしたがって、警笛や大声を出して、不審者が侵入したことを伝達。階段を上がろうとする不審者を椅子を用いて防ぎ、駆け付けた職員や警官約6人が、さすまたなどを使って取り押さえた。<br> 生徒たちは、教室のドアを閉めて、入り口や窓から離れ、中央部に固まって待機し、安全を確保した。<br> 西沢忠篤生活安全課長は「声だしと警笛の対応が迅速にできていた」と総評し、生徒に向けて「緊急時には、とりあえず大声を出して素早く逃げてください」と呼びかけた。<br> 18日現在、伊那署管内での声かけ、付きまとい、不審者目撃などの件数は、昨年の年間発生件数と同じ36件と、増加しているという。

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