上伊那青少年支援センター(仮称)設立へ
プロジェクト会議発足
上伊那の不登校や引きこもりの子どもたちを地域で支える青少年自立支援センターの設立を目指すプロジェクト会議が14日夜、発足した。
伊那市のいなっせでプロジェクト会議が発足し、講演会が開かれた。
プロジェクト会議は、上伊那農業高校定時制同窓会と、不登校の子ども支援などをしている上伊那子どもサポートセンターで組織している。
上農高校定時制が本年度で閉校になるため、跡地の一画を利用して、上伊那の不登校や引きこもりの青少年を支援するセンターを創りたいと、昨年度から検討を重ねてきた。
プロジェクト会議の発足により、今後は現状把握の調査、視察などを行う計画で、跡地利用については県教育委員会と話し合いをしていくという。
プロジェクト会議会長で、定時制同窓会会長の赤沼利光さんは、「地域の子どもたちが社会的に自立していくために、いかに地域で支えるか、知恵を出し合っていきたい」と話していた。
講演会も開かれ、長年、不登校や引きこもりの子どもたちを支援している東京国際学園学園長の荒井裕司さんが話した。
荒井さんは、「子どもの状況に合わせた支援が大事」とし、プロジェクト会議が設立を目指す支援センターには、「地域や国際社会とかかわり、開かれた学校のようになってほしい」と話していた。