南アルプスふるさと祭りにぎやかに
島根県海士町の「キンニャモニャ」披露
長谷村の「第22回南アルプスふるさと祭り」(実行委員会主催)が10日、村総合グラウンドであった。雨降りで催し物が一部中止になったものの、ステージ発表や宝投げなどで「村」として最後の祭りを盛り上げた。
祭りには、村民と交流を深めている島根県隠岐郡海士町から「キンニャモニャ保存会」が駆けつけた。村に伝わる踊り「きんにょんにょ」がルーツとされる。恋物語で、両手にしゃもじを持ち、片足を上げてしゃもじをたたくなどユーモラスな踊り。村の「ざんざ節保存会」メンバーも一緒にステージに立ち、観客を巻き込みながら、にぎやかに踊った。
また「ざんざ節保存会」が「きんにょんにょ」を踊り「キンニャモニャ」との違いを楽しむこともできた。
会場には、マツタケや農産物の販売、日用品がそろったフリーマーケット、五平もちなどの飲食コーナー、子供広場などが設けられ、人だかりができていた。
来年3月の合併を控え、伊那市・高遠町から踊り連が参加する予定だったが、あいにくの雨で中止。子どもみこし、太鼓演奏もできなかった。
初めての前夜祭(9日)では、大花火大会を開催。みのわ手筒会の手筒花火と太鼓演奏の競演に加え、打ち上げやスターマインなど番付120の花火が夜空を彩った。