絵本パフォーマーの岸田さん、いなっせでライブ
オリジナルの曲と独特の読み聞かせで、絵本の新たな楽しみを伝える北海道千歳市在住の絵本パフォーマー・岸田典大さんが10日、伊那市駅前ビル「いなっせ」で絵本ライブをした。目が離せないスピード感と笑いにあふれたパフォーマンスに、大人も子どもも引き込まれた。
地域への日ごろの恩返しにと、福祉事業所「どうぞのいす」が主催。親子連れを中心に約300人が集まり、立ち見客も続出した。
岸田さんは、次々と出会うお化けから逃げる男の子を描いた『きょうはすてきなおばけの日』(ポプラ社)や、40年以上読み継がれる『ぐりとぐら』(福音館書店)など11冊を披露。お化けと出会うドキドキ感やスリルを面白おかしく表現したり、ヒップホップ調の音楽と語りで、定番絵本の新たな一面を見せるなどの新鮮な読み聞かせは、会場を熱気と笑いに包んだ。
誰もが楽しめる読み聞かせをしたかった窶狽ニいう岸田さん。大人も圧倒する迫力の笑いは、小さな絵本の可能性の奥深さを伝える。