上伊那手話サークル新人研修会
上伊那手話サークルの新人研修会が27日、宮田村民会館で開かれた。
研修は、聴覚障害者の生の声を聞き、理解を深め、これからの活動に生かしてもらおうと開かれている。
手話サークルに新しく入会したメンバーと、上伊那聴覚障害者協会のメンバーら約50人が集まった。
そのうち、ろうあ運動について学ぶ時間では、4人の聴覚障害者が耳が聞こえないことで苦労したことなどを話した。
箕輪町の降旗久さんは、娘を病院に連れていった時、耳が聞こえないことで医師が十分な説明をしてくれなかったことを話した。
また、ほかの参加者は、電話ができないことで、緊急に連絡しなければならないことができても、すぐに連絡できない苦労があることなどを話していた。
しかし最後に、箕輪町の江口あや子さんは、「私は聴覚障害者として育ってきて、とてもよかったと感じている。その生き方を、みなさんにも見ていただきたい」と話していた。