伊那消防署が映画撮影で雨降り演出
映画「ほかいびと」撮影
伊那消防署は28日、伊那市西春近下牧で行われた映画撮影で、消防車を使い、雨降りのシーンを演出した。
梅雨の中休みとなった同日、伊那市西春近下牧で漂泊の俳人井上井月を題材にした映画「ほかいびと」の撮影が行われた。
撮影したシーンは井月が夏の夕立にあい薬師堂で雨宿りをするという場面。
映画「ほかいびと」の北村皆雄監督によると、映画をつくる際、雨のシーンなどは専門家がいてその協力で撮影するという。
しかし今回の撮影は地元に応援してもらいたいという監督の意向もあり、伊那市と消防に協力を求めたところ、快諾を得られたという。
実際に放水を行った署員は、監督の指示に従い筒先を向ける方向や水圧を調節していた。
撮影は消防のほか、地元下牧の住民の協力もありスムーズに進められていた。
映画「ほかいびと」の撮影は来年3月まで続く予定。