松くい虫被害減少
上伊那松くい虫防除対策協議会報告
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が28日、開かれ、昨年度の被害は約5500立方メートルで、前年度より900立方メートル減少したことなどが報告された。
県や市町村の担当者が集まり、昨年度の被害状況と本年度の対策を話し合った。
上伊那の昨年度の被害は約5500立方メートルで、過去最大だった前年度の6300立方メートルより900立方メートル減少した。
市町村別の被害は、伊那市が前年度より500立方メートル増加し約1700立方メートル。箕輪町は前年度より6立方メートル減少し2立方メートル。
今のところ南箕輪村での被害は確認されていない。
また、本年度の事業について上伊那地方事務所からは、国の予算削減により厳しい状況等が説明された。
上伊那では本年度、伐倒駆除に4200万円、樹種転換に5400万円の要望を出しているが、内示されているのはそれぞれ2700万円と1800万円となっている。
協議会の会長で上伊那地方事務所林務課の小松大八課長は、「国政により予算は不透明な部分もあるが、被害が拡大しないよう、地域と連携し対策をとっていきたい」と話した。