第52回長衛祭
竹沢長衛を偲ぶ

南アルプスの開拓者として知られる竹沢長衛を偲ぶ長衛祭が3日、伊那市長谷と山梨県境の北沢峠で開かれた。一般登山客や長谷小学校の児童ら約150人が参加した。
竹沢長衛は、南アルプスの登山道を整備したほか、山小屋を建設するなど南アルプスの開拓者として知られている。
北沢峠には、昭和33年に69歳で亡くなった長衛のレリーフが飾られ、毎年開かれる長衛祭で花を手向け、その功績を偲んでいる。
参加者の中には、60年前に長衛と一緒に南アルプスを登ったという伊那市西春近の唐澤大八さんの姿もあった。
唐澤さんは当時、長衛と山小屋で3週間ほど生活を共にしたという。
唐澤さんは「長衛さんと山に登った時に、後ろを振り返って来た道を確認しないと遭難する危険があると教わった。60年振りにここへ来て、とても懐かしい」と話していた。
白鳥孝伊那市長は「山への愛着の精神、自然を守ることにより山からの恩恵を享受できるという教えを後世にも伝えていきたい」とあいさつし、その功績を偲んでいた。