チョウゲンボウの放鳥
先月西箕輪などで保護された希少なタカ、チョウゲンボウが6日、南箕輪村の南箕輪小学校で自然に帰された。
保護した野鳥を放鳥する取り組みは、普段なかなか見られない希少な野鳥を、子どもたちに見てもらおうと上伊那地方事務所が行っている。
県では野生傷病鳥獣救護ボランティア事業として傷ついて弱った野生鳥獣を保護し再び野生へ帰す取り組みを続けている。
この日、県野生傷病鳥獣救護ボランティアの小口泰人さんが1年生にチョウゲンボウについて話をした。
小口さんは「チョウゲンボウは、絶滅のおそれがある野生動物となっている」と話していた。
放鳥したチョウゲンボウは、先月、伊那市西箕輪で2羽、辰野町で1羽保護され、小口さんのもとで、自然に帰れるまでになった。
小口さんが1羽1羽、手放すとチョウゲンボウは元気よく飛んだ。
子ども達は、飛んで行くチョウゲンボウをじっとみつめていた。