伊那市とJA上伊那農政懇談会
広域的な農業施策など話す
伊那市の理事者とJA上伊那の役員が農業政策について話し合う懇談会が21日、JA上伊那本所で開かれた。
伊那市から白鳥孝市長、酒井茂副市長など5人が、JA上伊那からは宮下勝義代表理事組合長など8人が参加し懇談が行われた。
この農政懇談会は、JA上伊那が、管内の市町村と不定期で開いている。
この日は、広域的な農業施策や観光と農業の融合などについて主に話された。
JAからは、上伊那広域連合の中に農政を扱う専門部署を設けて、広域的な施策を行ってほしいといった要望が出された。
また、伊那市小沢の小黒原工業適地に工場の建設が予定されている食品メーカー・マロニーで、原料に上伊那産のジャガイモやトウモロコシが活用されるかどうかについて、JA上伊那は「現在使用されている北海道産の原料には勝てないだろう」とすると、白鳥市長は「信州大学の協力も得ながら、可能性を探りたい」と話していた。
観光や農作物のブランド化については、広域的な視野の必要性、行政とJAが連携していくという点で一致した。