伊那市9月以降 総合評価一般競争入札試行
伊那市は、一般競争入札に、企業の技術力などを評価に加える総合評価一般競争入札の試行を9月以降に実施する。
これは、27日開かれた伊那市入札等検討委員会で示された。
総合評価一般競争入札は、落札者の決定方法として、価格だけでなく技術的能力を評価し、総合的に優れた企業と契約するもの。
価格以外の評価項目は、企業の工事成績や実績、技術者の資格、障害者雇用などの社会貢献、伊那市との災害協定締結の地域貢献など12項目。
技術的能力を評価に加えることで、企業の技術力の向上や、低価格入札の防止などの効果が期待できるとしている。
伊那市は、金額の大きい工事を試行の対象に想定していて、建設工事等業者選定委員会で対象工事を決めるという。
今後、企業などに新しい総合評価一般競争入札の制度を説明し、9月以降の実施を予定している。
来年度以降については、基本的に実施していきたい考えで、今年度の試行結果を基に検討するという。