生涯学習施策の基本構想検討へ
伊那市の生涯学習施策の指針となる基本構想について検討する審議会が、29日発足した。
教育関係者や関係団体の代表など15人が、白鳥孝市長から委員に委嘱された。
生涯学習基本構想は、合併前の3市町村でそれぞれ策定されていたが、時間がたち実態にそぐわなくなっていることなどから、新しい伊那市として、基本構想を策定する。
生涯学習は、スポーツや文化活動など、自主的な学習活動を意味していて、基本構想では、生涯学習が活発な地域を目指すための理念や計画が盛り込まれる。
白鳥市長は、「シンプルで、使い勝手がよく、小回りのきく構想をお願いしたい。伊那市民の生涯学習の中で息づいていくような意見を出して欲しい」と話し、審議会に諮問した。
審議会会長に選ばれた兼子文徳さんは、「人間関係の希薄化、地域の教育力の減少を感じている。市民が生き生きと生きられる基本構想ができるよう精一杯がんばりたい」と挨拶した。
審議会は、年内に白鳥市長に答申する予定。