伊那市、箕輪町でお盆の成人式
お盆の帰省に合わせ、伊那市と箕輪町で成人式が行われた。
今年の新成人は、全員が平成生まれとなり初めて開催される式だった。
伊那市の伊那地区成人式は、14日と15日の2日間、市内6公民館に分散して行われた。
このうち、東春近公民館にはスーツやワンピースに身を包んだ新成人53人が式に出席した。
式の中で伊那市の竹松武登教育次長は、「創造力と行動力を発揮し、新しい社会を造る推進力となり、可能性を信じ充実した人生を築いてほしい」と市長メッセージを代読した。
式のあと開かれた交流会では、小学校や中学校時代の恩師が当時の思い出話や祝いの言葉を贈った。
また、出席した新成人一人ひとりが、現在の状況や抱負、両親への感謝の言葉など発表した。
今年成人を迎えたのは、平成元年4月2日から平成2年4月1日までに生まれた772人。
箕輪町新成人は301人
箕輪町成人式は15日、文化センターで開かれ、301人が人生の節目を祝った。
今年、箕輪町で成人を迎えたのは男性139人、女性162人、合わせて301人。
式には、対象者の7割となる約220人が出席した。
オープニングでは、みのわ太鼓による祝い太鼓が打ち鳴らされ、新成人の門出を祝った。
平澤豊満町長は「社会の一員としての義務を重視し、積極的かつ建設的な姿勢で、悔いの無い人生を歩んでほしい」と式辞を述べた。
新成人を代表して小林昴史さんは「自分と関わった全ての人に感謝し、教師になるという目標に向かい、日々努力していきたい」。坂井美穂さんは「人との出会いを大切に、お世話になった人に恩返しできるよう自覚と責任感を持った大人になりたい」と決意を述べた。
また式では、中学校時代の恩師が「成長した姿が見られてうれしい」、「充実した人生を歩んでほしい」など、新成人に対し祝いの言葉を贈った。