戸草ダムなど防災対策 国が説明
伊那市三峰川総合開発事業対策協議会が25日、伊那市役所で開かれ、戸草ダムなど美和ダム上流の防災対策について国から説明を受けた。
協議会には白鳥孝伊那市長ら関係者約20人が出席し、天竜川上流河川事務所の草野慎一所長と、三峰川総合開発工事事務所の鈴木勝所長から三峰川の美和ダム上流の防災対策について説明を受けた。
戸草ダムについて草野所長は、「今後の社会経済情勢等の変化に合わせ建設時期を検討する」としたうえで、その期限については決まっていないと話した。
鈴木所長は、関係する自治体からなる検討の場を設置するほか、総事業費や堆砂計画、過去の洪水実績など計画の前提となっているデータなどについて点検を行うと説明した。
このほか、美和ダム上流の砂防施設整備の進捗状況などについても報告があった。
出席者からは「戸草ダムについての表現があいまい」といった声や、「利水についても検討が必要」などの意見が出されていた。