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りんご・なしの出荷始まる

JA上伊那箕輪果実選果場

りんご・なしの出荷始まる

 箕輪町中原のJA上伊那箕輪果実選果場でりんごとなしの出荷が27日から始まった。
 箕輪果実選果場には、伊那市から辰野町までの上伊那北部のりんごやなしが集ってくる。
 27日から出荷が始まったのは、りんごがつがる、梨は幸水でどちらも去年より3日遅れている。
 りんごの選果は、光センサーの選別機で行われる。
 パートの主婦たちがキズがあるかないかなどを選別するだけで、熟度や糖度、色つきなどを自動ではかり、4段階に分けられる。
 初日の27日は、10キロのケースで80ケースを出荷した。 
 いつもの年に比べると6割ほどだという。
 一方、なしは、10キロのケースで50ケースといつもの半分にとどまった。
 上伊那産のりんごやなしは、色がよく、果肉がしっかりしているところが特徴ということだが、猛暑の影響でりんごは、色つきが悪く、なしは熟度が遅れているという。
 ただ、全国的にも遅れていることや凍霜害の影響で価格は高めだという。
 主な出荷先は、名古屋などの中京方面で、ピークは、9月の初旬を見込んでいるが、トータルの出荷量は、平年より15パーセントほど少ないとJAでは見ている。

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