小学校で地震想定の避難訓練
防災の日
防災の日の1日、各地の小学校で、万が一の大地震に備え訓練が行われました。
午前9時、緊急地震速報が試験配信され、7秒後に地震が発生する事を告げました。
伊那市の伊那北小学校では、地震の発生により給食室から火が出たとの想定で避難訓練が行われました。
児童たちは、机の下にもぐり身の安全を確保した後、防災ずきんをかぶって校庭へ避難しました。
伊那北小学校の増澤正彦教頭は「地震が発生した場合、一番恐れる事は子供達がパニックになってしまう事。慌てず黙って整然と非難できるよう普段から心がけていきたい」と話していました。
緊急地震速報、試験配信で作動確認
伊那市内の全小中学校には、2年前からケーブルテレビの伝送路を活用した緊急地震速報が設置されていて、速報に基づいた訓練を行っています。
伊那ケーブルテレビでは、1日、午前9時に一般契約者や学校、公共施設など約90カ所を対象に試験配信をし、雷による故障が一カ所あった他は、問題なく作動した事を確認しました。
脱線事故想定の訓練
JR東海飯田支店は、1日、地震による電車の脱線事故が発生したとの想定で、訓練を行いました。
伊那市駅や飯田駅の関係者など70人が箕輪町の伊那松島運輸区に集まり、脱線した電車の復旧や負傷者の搬出訓練を行いました。
復旧訓練では、車体が傾いたりしないよう、何度も確認しながらレールの上に移動させていました。
JR東海飯田支店の日向聖一支店長は、「災害はいつ発生するかわからない。常日頃から体で対策を覚え備えていきたい」と話していました。