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伊那市景気動向調査結果 製造業で回復の兆し

 伊那市緊急経済・雇用対策本部は、7月に実施した景気動向調査の結果を発表しました。
製造業では、若干回復の兆しが見えるものの、建設業では、厳しい経営状況が続いているという結果となっています。
 調査は、7月2日から23日までの間、伊那市などが事業者に対し、聞き取りを行う形で行い、製造業・建設業関係では、114事業所から回答を得ました。
 それによると、製造業では、受注量について「前の年の同じ時期より増加している」と、48.8%が回答しました。
 しかし、受注が増えても収益が上がらない事業所が多く、「前の年の同じ時期と変わらない」と39.8%が回答しています。
 一方で、「収益が増加した」と28.9%が答えていることから、製造業では、一部で収益をあげる事業所も出てきています。
 建設業では、受注量について、「前の年の同じ時期より増加」と32.1%が答えました。
 しかし、「受注が下回っている」と50.1%が回答していて、市では、「経営状況の二極化が進んでいる」と分析しています。
 また、収益については、「前の年の同じ時期と変わらない」と33.3%が回答しているものの、「前の年の同じ時期より低下している」と59.2%が答えていて、「厳しい経営状況にある事業所が増えていることがうかがえる」としています。

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