映画「伊那人形芝居」完成試写会
財団法人ポーラ伝統文化振興財団
箕輪町の古田人形芝居など伊那谷に残る4つの人形芝居を題材にした映画「伊那人形芝居」が完成しました。
この映画の試写会が11日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
映画は、日本国内の優れた伝統芸能や工芸などの保存・継承に取り組む財団法人ポーラ伝統文化振興財団が作ったものです。
映画では、伊那谷に残る4つの人形座が、後継者問題を抱えながら、人形芝居を継承していこうと活動する様子を紹介しています。
撮影は去年の9月から7カ月間かけて行われ、36分間の作品として完成しました。
試写会では、芸能学会会長の三隅治雄さんの講演も行われ、古田人形芝居について「若手の指導が徹底して行われ、今の古田人形芝居につながっていることに感動した」と話していました。
古田人形芝居保存会の会長で、4つの人形座でつくる伊那人形芝居保存協議会会長の柴登巳夫さんは、「一人でも多くの後継者が出てきてほしいと願っている」と話していました。
この映画「伊那人形芝居」は、ポーラ伝統文化振興財団が無料で貸し出しをするということです。