ポンプ操法県大会に上伊那代表で出場
まとまりの良さで狙うは優勝
宮田村消防団第3分団第5部(大原区)
北原貴明さん、北原憲明さん、中村宣昭さん、保科靖国さん、山本謙吾さん
ポンプ操法大会小型ポンプの部で、4年連続して村の代表となり、上伊那大会に出場。6位、3位、準優勝と年々成績をあげ、ついに悲願の優勝を成し遂げた。24日に千曲市で開かれる県大会も優勝をねらう。豊富な練習量で築きあげた、まとまりの良さは抜群だ。
5月の連休明けから訓練を開始。早朝4時から集まり、約2時間毎日厳しい練習を続けてきた。
「遅れて来ることはあっても、出場メンバー以外の団員も必ずみんな来て練習した。全員が優勝しようと意識を持っていたからだと思います」と2番員の保科靖国さん。
同部は大原区が対象となるが、世帯が決して多いわけでもなく、団員確保は課題だ。それでも15人の若者が加入し、地域を守ろうと活動している。
かつて操法大会も村の代表になることさえできなかったが、10年ほど前から高い目標を持って強化。
大会は毎年メンバーを入れ替え、誰もが高いレベルで技術を維持できるようにも取り組んだ。
「出場メンバーは固定したほうが本当は有利かもしれないが、体験しなかった人は何も知らないままで終わってしまう」と主将の北原貴明さんは話す。
訓練や業務の時は上下関係を保つが、それ以外の時は気さくにふれあえる仲間づくりを心がける。それがどこにも負けないまとまりを生み出した。
郡大会は2位と僅差(きんさ)だったが、減点もなく快心の勝利。「あの時の形を崩さず、再現できれば県大会も上位は狙える」と、各団員自信を深めている。
「何年も前の先輩からつくりあげ、ようやくここまで漕ぎつけた。やるからには優勝を目指す」。