南箕輪村防災無線をデジタル化
関連議案が臨時村議会で可決
南箕輪村は、来年度から防災行政無線をデジタル化します。
8日開かれた臨時村議会で関連する議案が可決されました。
防災行政無線のデジタル化は、現在ある同報系通信システムと移動系通信システムすべてで、改修費用は、約1億2600万円です。
今日の臨時村議会で補正予算案と、工事請負契約についての議案が全会一致で可決されました。
同報系システムは、デジタル化し、屋外のスピーカーを3箇所増やすほか、現在は270基の個別受信機を全ての地区の組長や消防団員全員に拡大して配布する計画で900基となります。
移動系のシステムでは、携帯型のものを現在の25台から30台に増やし、衛星電話も1台導入します。
なお、経費を削減するため、電波の届きにくい地域をカバーするための中継局は、箕輪町の萱野高原にある施設を共同利用します。
村によりますと、アナログからデジタルに変更することで、双方向性が増すことや混信がなくなること、様々な外部機関との連携がとりやすくなるなどの利点があるということです。
村では、今年度内に整備を終え、信越総合通信局の許可が出次第運用したい考えです。