南箕輪村で松くい虫 被害初確認
田畑神社近くで5本確認
南箕輪村で、松くい虫被害が初めて確認されたことが14日分かりました。
被害が確認されたのは、南箕輪村田畑の田畑神社北西で、通称赤坂堤山です。
14日は、南箕輪村役場で、松くい虫被害が発生したことを報告する記者会見が開かれました。
今年8月下旬に、村の職員が村内の森林を巡視した際、枯れたアカマツを発見し、長野県に鑑定を依頼しました。
鑑定の結果、5本のアカマツから、松くい虫被害の病原体である「マツノザイセンチュウ」が確認されたという事です。
14日、県から病原体が確認されたとの連絡が村に入り、村では、職員による対策会議を開いて、処置について協議しました。
会議では、枯れた木を伐採しくん蒸処理すること、被害が発生したことを村民に周知することなどを決めました。
南箕輪村は、大芝高原のアカマツ林を保護するため、毎年1000万円近くかけて、高原内のアカマツに薬剤を樹幹注入しています。
今回初めて、村内で被害が発生したことを受けて、村では今後の対策について計画を策定していく考えです。