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「歴史画と武者絵の世界 江崎孝坪・折井宏光展」始まる

「歴史画と武者絵の世界 江崎孝坪・折井宏光展」始まる

 伊那市高遠町の信州高遠美術館で、「歴史画と武者絵の世界 江崎孝坪・折井宏光展」が16日から始まりました。
 会場には歴史画や武者絵50点が展示されています。
 故江崎孝坪さんは明治37年に高遠町に生まれ、昭和38年に60歳で亡くなりました。
 日展などで3回の特選を受賞し、黒澤明監督映画の美術考証や、歴史小説の挿絵を担当しました。
 会場には、第1回日展に出品した武者絵「手向け」など29点があります。
 諏訪市の折井宏光さんは、江崎孝坪さんの歴史画に魅かれ、美術大学で武者絵歴史画を学びました。
 美術教諭として上伊那や諏訪の高校に勤務し、退職した今は画業に専念しています。
 今回は、勇ましい武者の姿や、戦に散った武者などを描いた作品を出品しています。
 折井さんは、「歴史画は鎧を描くのが楽しい」と、魅力を話していました。
 この江崎孝坪・折井宏光展は信州高遠美術館で来月14日まで開かれています。

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