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西箕輪大萱で7年に1度の「長持ち担ぎ」

西箕輪大萱で7年に1度の「長持ち担ぎ」

 伊那市西箕輪の大萱地区で、16日、熊野社の例大祭が行われました。
 この日は地区住民およそ150人が参加して、7年に1度の「長持ち担ぎ」が行われました。
 大萱第6組公民館前で行われた出発式では、相撲甚句や佐渡おけさ、花笠踊りが披露され、訪れた人たちがその様子を見物していました。
 見物していたある男性は「7年に1度の行事なので子どもにも見せようと思い、一緒に見に来ました」と話していました。
 出発式が終わると、男衆が3つの長持ちを担いで地区内をまわりました。
 「長持ち担ぎ」は、大正12年に諏訪の御柱祭を見た大萱地区の若者が、地元でも祭りをやろうと始めたものです。
 諏訪の御柱祭にならって、大萱でも7年に1度「長持ち担ぎ」を行っています。
 長持ちは、五穀豊穣や家内安全を願い、各所で踊りや歌を披露しながら地区内を一周まわり、奉納される熊野社を目指します。
 長持ち担ぎ保存会の薄田芳人会長は「今年は担ぎ手に若い人が多く、盛大に長持ち担ぎができた。道沿いにも多くの人が見に来てくれた」と話していました。
 この日、大萱地区には、男衆の威勢のよいかけ声が響いていました。

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