入野谷日本みつばちの会が今期蜜搾りを開始
出来は最高 11月末から販売開始
日本蜜蜂の種の保存と蜂蜜の特産化に取り組んでいる伊那市長谷の入野谷日本みつばちの会は、17日から今シーズンの蜜搾りをはじめました。
蜂蜜搾りは、長谷黒河内の宮下さん宅で行なわれました。
入野谷日本みつばちの会は、会員46人で、それぞれの家で日本みつばちを飼っています。
17日は、搾り始めということで、講習会もかねました。
今回は、蜂蜜をとる古い巣から新しい巣へ蜂を移動させる追い込み式という方法で蜜を採りました。
会によりますと煙幕などで蜂を殺さないこの方法は、種の保存の観点から有効だということです。
巣をドッキングさせ、下から叩き、風を送ると蜂が新しい巣へ移動し、古い巣からは、黄金色に輝く蜂の巣が現れました。
会員らは、今年のはちみつの出来栄えをさっそく試していました。
中山信頼(なかやま のぶあき)会長は、「今年の夏の暑さは異常だったが、最高の出来」と喜んでいます。
これから会員がそれぞれ巣を集めだし、11月25日に市野瀬の加工場でびん詰めにします。
価格は、240グラム入り1,900円で、南アルプス村などで販売されます。
この蜂蜜は好評で、予約注文も殺到しているということです。