伊那市医療政策審議会
通院費の無料化など検討
通院費の無料化や医療政策などについて検討する伊那市の医療政策審議会の初会合が18日、市役所で開かれました。
審議会は、医療関係者や保護者、PTAなど17人で構成され、任期は2年です。
会長には、伊那市議会副議長の飯島久幸さん、副会長には伊那市医師会長の河野宏さんが選任されました。
白鳥市長の選挙公約にもあった入院費の無料化を今年8月に、小学6年生から中学3年生に拡大しました。
通院費については現在、就学前まで無料としていますが、対象範囲を拡大したいとしています。
通院費の無料化の対象年齢を小学1年生まで拡大した場合およそ840万円、小学校6年生まではおよそ5100万円、中学3年生まではおよそ6800万円の負担になると試算しています。
委員からは、「無料化の拡大は病院がコンビニ化してしまう」「慎重な議論が必要」といった意見が多く出されました。
次回の審議会は11月に開かれ、白鳥市長が審議会に諮問をすることになっています。