GAST JAPANが伊那市創業支援センターから独立
特殊な機能をもち環境にも配慮した部品の研究、開発を行っているGAST JAPANはこのほど、伊那市の創業支援センターから独立しました。
H19年に新規創業者の支援を目的に開所したセンターから企業が独立するのは、これが初めてです。
20日にGAST JAPANの横尾嘉也社長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に独立の報告をしました。
創業支援センターは、新しい技術や製品開発を行う新規創業者に対し、伊那市が工場や事務所を低コストで提供しています。
GAST JAPANは、センターの入居第1号の企業で、H19年から約3年間センターを利用してきましたが、今月、本社兼研究所を伊那市境に移転しました。
主に,摩耗しにくい、光を反射するといった特殊な機能をもち、環境にも配慮した「先端機能部品」と呼ばれる部品の研究、開発を行っています。
H19年のセンター入居当時は、年間の売上が約1億円、従業員が4人だったのに対し、現在は、売上が約3億3千万円、従業員は8人となっています。
横尾社長は「市の支援のおかげで独立する事ができた。これからは、多くの人が働けるような会社にして地域に貢献していきたい」と話していました。