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没後130年佐々布篁石(さそうこうせき)展

旧井澤家住宅で25日まで

没後130年佐々布篁石(さそうこうせき)展

 明治時代・南画家として活躍し、伊那部宿にゆかりのある、佐々布篁石の没後130年を記念した作品展が、伊那市の旧井澤家住宅で始まりました。 
 会場には、篁石の作品21点のほか、地元にゆかりのある作家の作品20点ほどが並んでいます。
佐々布篁石は、文化14年・1817年に、熊本藩士として生まれ、明治5年に熊本を出てから南画家として活躍しました。 
 三重県や山梨県などで作品が確認されていますが、詳しい足跡は分かっていません。
 平成13年に伊那部宿の旧家を解体したところ、ふすまの下張りから、篁石の絵が発見されました。
 それをきっかけにして、伊那部で次々と作品が見つかったほか、篁石の墓が、伊那部の長桂寺にあることがわかりました。
 篁石は、明治13年、64歳でなくなり、長桂寺に葬られたとされています。
 今年、篁石の没後130年となることから、伊那部宿を考える会では、3回目となる篁石の作品展を企画しました。
 21日は、考える会が記者会見を開き、展示会の内容を説明しました。
展示されているのは、篁石を顕彰していこうと、考える会のメンバーが全国から入手したものです。
 考える会では、篁石について更に研究したいとしていて、篁石にまつわる資料提供を呼びかけています。
この作品展は、25日(月)まで開かれています。
入館料は200円です。

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