聴覚障害者専用のグループホームの必要性を訴える
上伊那聴覚障害者協会
上伊那聴覚障害者協会は24日、箕輪町文化センターで開かれた上伊那圏域福祉フォーラムの中で聴覚障害者専用のグループホームの必要性を訴えました。
フォーラムには福祉関係者などおよそ110人が集まり、障害者支援などについて意見を交わしました。
フォーラムは障害者の働く場について、グループホーム、余暇活動の3つの分科会に分かれて行われました。
このうちグループホームの分科会では、上伊那聴覚障害者協会の会員が耳の不自由な人専用のグループホームの必要性をスライドなどを使って訴えました。
聴覚障害者は、周りの人とのコミュニケーションがうまくとれず孤立してしまうケースがあることから、協会ではそのような人たちをサポートする活動を行っています。
協会では専用のグループホームを造ることで、助け合ったり理解しあえる仲間ができるほか、適切な介護を受けることができるなど、そのメリットを挙げていました。
協会によりますと聴覚障害者専用のグループホームは全国でも10か所しかないということで、行政や地域にその必要性を訴えていきたいとしています。