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宮田中文化祭で弁論会

宮田中文化祭で弁論会

 宮田村宮田中学校の文化祭「梅樹祭」が14日始まり、多彩な展示などで賑わっている。恒例の弁論会は各学級の代表者が弁士となり、全校生徒の前で発表。自分の置かれている状況を見つめ、命や生きることについて主張する姿が目立った。
 1年2組の石倉みほさんは、死を簡単に考えてしまう風潮に対して反論。「嫌なことがあってもほんの一瞬。小さな積み重ねが未来を変えていくはず」と主張し、生きていることが一番大切で意味があるとも語った。
 2年1組の小林紗枝さんは祖父の戦争体験談から、命を粗末に扱う戦争に無意味さを感じたと発表。
 「私は戦争を体験したことがないから、どんなに苦しいかは分からない。けど、話しをしてくれたおじいちゃんの顔を見たら、戦争はしてはいけないことだと感じた。みんなにも分かってほしい」と訴えた。
 何にでも順位がつく競争社会について主張したのは3年1組の伊藤穂菜美さん。競争は努力につながると、肯定的にとらえ「生まれた時から順位がつく世の中。現実から目を離さないようにしたい」と話した。
 15日は午前8時40分から講演会、午前10時40分からは音楽会を開き、午前9時から午後1時まで一般公開する。

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