伊那市 平成23年度予算編成会議
白鳥市長「選択と集中」を指示
伊那市の部課長以上の職員を対象とした、新年度予算編成会議が1日開かれ、白鳥孝市長は「事業の選択と集中を行うよう」指示しました。
白鳥市長は「国の来年度の予算方針が不透明であり、経済も円高・デフレにより先行きが見えない状況となっている中、歳入の確保、歳出削減に取り組み、事業の選択と集中を徹底し、重点的かつ効率的な予算配分を進めてほしい」と指示しました。
平成23年度の経費は、投資的経費を除き、一般財源ベースで今年度と同額のおよそ209億円となる見込みです。
伊那市では、11月下旬までに各部局からの見積もりを受け、査定・折衝を行い来年1月下旬に予算案を内示する事にしています。
財政健全化プログラム案示す
また会議では、来年度から5か年計画で伊那市が実施する財政健全化プログラム案が示されました。
財政健全化プログラムは、財政の改善を目的に酒井茂副市長をリーダーに職員8人のチームが9月から具体的な取り組みについて検討を行ってきました。
酒井副市長は「これまで、道路や下水道など、必要性や効果などを十分に検証せず、市民要望により整備してきた事を反省し、長期的かつ広い視野で事業を行っていきたい」と話していました。
1日示されたプログラム案では、歳入確保や歳出削減など、項目別に主な取り組みや実施時期が103項目示されています。
また、建設事業について、基本方針として今後5年間は、優先度の高い事業を厳選して行うとしていて、主な事業として、保育園再編整備等が示されています。
財政健全化プログラム案は、11月中の決定に向け現在最終調整の段階という事です。