伊那市ますみヶ丘で男性が熊に襲われる
頭と腕に軽い傷
伊那市ますみヶ丘で5日、男性が熊に襲われました。男性は、頭と腕に軽い傷を負いましたが命に別状はありません。
男性が熊に襲われたのは、伊那市のますみヶ丘公民館南西のスギ林です。
襲われた男性は73歳で、宮城県からますみヶ丘の親戚の家に泊まりに来ていました。今朝6時ころ、親戚宅から15mほど離れたスギ林を歩いていたところ、突然繁みの中から熊が現れ襲いかかってきたという事です。
この男性によりますと、熊は立った状態で160センチメートルほどあったという事です。
熊を振りはらった後男性は、親戚宅に助けを求めました。
伊那市内での人身被害は、平成20年9月に西箕輪与地でキノコ採りの男性が襲われて以来となります。
今回の被害を受け伊那市では、ますみヶ丘など西部地域に回覧を出したほか、安心安全メールで注意を呼び掛けました。
また、伊那猟友会に対して、協力を要請していきたいとしています。
市内のクマの目撃情報は、今年4月26日から11月1日までに58件あり、このうち、ますみヶ丘では14件となっています。
ますみヶ丘にある伊那西小学校では、8月31日から各家庭で児童を送り迎えし、対応できない家庭のために下校バスを運行する対応をとっています。
学校ではこの対応を来週も継続するということです。